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中小企業の課題解決に役立つ基幹システムとは

業務の効率化・平準化・標準化、ひいては生産性・品質の向上など、将来の安定的な経営を目指して取組むべきテーマは多数散在しています。

しかしながら、職場環境や業務プロセスなどは、変革の必要性を感じる一方で、目先の課題解決に注力せざるを得ず、中長期的な視点で取組むリソースをなかなか確保できないという課題も付きものです。

特に、日本経済を支える中小企業にとってはこの課題が顕著であると考えられます。本記事では、中小企業が抱える課題をはじめ、基幹システムによる変革のメリットについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.中小企業を悩ませる課題
    1. 1.1.人手不足の深刻化
    2. 1.2.システムの不足・老朽化
    3. 1.3.生産性の低下
  2. 2.中小企業の課題を解決する方法
    1. 2.1.人材を有効活用できる
    2. 2.2.システム運用・保守コストを抑えられる
    3. 2.3.業務効率化できる
  3. 3.まとめ


中小企業を悩ませる課題

中小企業を悩ませている課題には、以下の3つが挙げられます。

  • 人手不足の深刻化
  • システムの不足・老朽化
  • 生産性の低下


人手不足の深刻化

少子高齢化社会のなか、企業規模を問わずに圧し掛かってきているのが人手不足です。特に、中小企業は深刻化しています。

新卒採用充足率も悪く、100人未満の中堅企業の充足率で最も多いのは0割という結果です。

また、経営者の年齢も高年齢化の一途を辿っています。中小企業庁の発表によると、70代以上の年齢層の割合が年々増加していることが分かります。

新卒人材が入社しなければ、企業・組織内の年齢も高年齢化を辿る一方です。雇用がままならないなか、定年退職などで従業員が減っていけばさらに人手不足になってしまいます。

このようにさまざまな要因が重なりあい、負のスパイラルに陥っている中小企業も珍しくありません。

出典:首相官邸『中堅企業・中小企業の現状・課題・経済対策及び令和3年度概算要求』中小企業庁『2020年版「中小企業白書」 第1部第3章第2節 経営者の高齢化と事業承継


システムの不足・老朽化

中小企業は、大企業と比べるとIT活用が遅れているといわれています。

システム導入のコストは高額になりやすく、導入してもリプレイスやバージョンアップでさらにコストがかかる場合もあるため、数十年前に導入したシステムを現役で活用しているケースも珍しくありません。

このような古いシステムはレガシーシステムと呼ばれており、DX(Digital Transformation:デジタル・トランスフォーメーション)の足かせとなっていると指摘されています。


▼レガシーシステムが足かせと感じる理由

  • ドキュメントが整備されていないため調査に時間を要する
  • ほかシステムとのデータ連携が困難
  • 影響が多岐にわたるため試験に時間を要する など

ほかのシステムと連携できなければ、データ活用も困難です。状況変化に気づきにくく、経営判断の遅れにもつながります。

出典:経済産業省『DX レポート


生産性の低下

中小企業は生産性の低下も問題視されています。DXの普及も遅れており、生産性向上施策は喫緊の課題です。

しかし、DXにはコストや時間が必要になるため、中小企業では大幅なDXが難しいのが実情です。

そのため、社内全体のDXではなく、各業務をそれぞれデジタル化・最適化して業務効率化を図っているケースもあるものの、こうした部分最適には弊害もあります。

部署ごと・業務ごとに最適化されたシステムを活用していると複数のシステムがサイロ化してしまうおそれがあるためです。個別に導入・カスタマイズを繰り返していくことで、システムが複雑化してしまいメンテナンスも困難になります。業務が属人化しやすくなり、さらに生産性が低下してしまいます。



中小企業の課題を解決する方法

中小企業の課題を解決するためには、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を効果的に活用できる取組みが不可欠です。

その一つとして、基幹システムの導入が挙げられます。

ここでは、基幹システム導入のメリットを紹介します。


人材を有効活用できる

基幹システムを導入すれば、各業務の負担を軽減できます。

基幹システムは、財務会計や販売管理、人事管理など複数の機能が搭載されており、各機能や業務データはすべて同じ画面で管理できます。管理業務にかけていたリソースを圧縮できれば、その分をコア業務に充てられるでしょう。長時間労働や休日出勤などの抑制も可能です。

少ない人数で効率よく業務を行えるため、生産性向上も期待できます。


システム運用・保守コストを抑えられる

パッケージ化された基幹システムなら、一からシステムを構築する場合と比べてシステムの導入・運用・保守コストを抑えられます。

クラウド対応の基幹システムであれば、メンテナンスやアップデートの労力も不要です。コストを抑えて活用できます。


業務効率化できる

基幹システムは、複数の業務を統合し、全社的なデータ活用を可能にしたシステムです。企業内で単一のシステムを使うことで、社内の連携を強化します。

また、クラウド型のシステムであれば、場所を選ばずにアクセスできます。外出先や会議中などシーンを選ばずデータ活用ができるため、業務効率化に貢献します。



まとめ

中小企業は、人手不足やシステムの不足・老朽化、生産性の低下などの課題を抱えています。

基幹システムを導入すれば、こうした課題の解決も可能です。

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