高速なデータベース

高速処理がビジネスを変える

ERPには日々の業務で発生した大量のトランザクションデータが蓄積されていきます。一般論として、データ量が増えるほど処理に負荷がかかるため、パフォーマンスが落ちていきます。そのため経営指標を分析するためにERPとは別にBIツールを活用するなど、業務系と分析系でシステムをわけている企業も多いと思われます。大量のトランザクションデータをERPだけで処理・分析するのは難しいためです。ただ、業務系と分析系でデータをわけた場合、データの整合性がとれなくなったり、タイムラグが発生するためリアルタイムに経営指標を確認することは困難です。
これらの問題を解決するため、SAP® Business ByDesign® (以下、ByDesign)ではインメモリデータベースを用いた高速なプラットフォーム「SAP® HANA」を採用しています。この最新技術は、通常のデータベースよりも圧倒的に高速で処理できることから、業務系と分析系にデータをわける必要がなく、ERPに蓄積した大量のデータに対して、検索や集計処理を行うことができます。

インメモリによる圧倒的に高速なデータベース

SAP®では、データベースのボトルネックになっていた従来型のHDDに代えて、サーバー上のメインメモリーでデータを管理し、さらにアプリケーションロジックの処理も行うようにしています。これにより、データベースに関わるすべてのプロセスが1つのメモリー上に集約され、インメモリーデータベースによる強力で高速なデータ処理の恩恵を受けられるのです。
3,600
従来のデータベースよりも圧倒的に高速


1秒未満
1秒未満でクエリーに応答


高速処理を実現しているポイント

01

メモリーでのデータ管理

従来型のデータベースは、HDDやSSDなどストレージの性能がボトルネックとなっていました。SAP® HANAはすべてのデータをメモリー上で処理するため、圧倒的に高速化できます。

02

分析や集計が得意なデータ構造

SAP® HANAではデータの集計や分析が得意なカラム型のデータベース構造を採用しています。データの圧縮効率も高いため、アクセスするデータを減らすことで高速処理を可能にします。

03

最新のCPUテクノロジー

SAP® HANAは、SIMDと呼ばれる”1つの命令を複数のデータに同時適用して並列処理する技術”を活用しています。これは主にグラフィックスや音声解析などによく用いられており、このような最新技術の活用で高速処理を実現しています。

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