よくあるSAP®の誤解

SAPは大企業向けでしょ?

SAP®の代表的なソリューションといえば、 「SAP R/3」や後継の「SAP S/4 HANA」が有名です。そのため、SAP®の製品は大企業向けであるとの印象をもたれている方も多いと思われます。ただ、SAP®にはあらゆる企業にマッチするラインアップがあり、ミドルレンジからSMBクラスのお客様向けの製品も提供しています。それがSAP®Business ByDesign®(以下、ByDesign)です。

ByDesignは販売/在庫/生産/会計といったコア業務はもちろん、マーケティングやプロジェクト管理、BIによる分析機能も含むオールインワンパッケージです。また、SaaS型のクラウドサービスであるため、煩わしいサーバーの管理はSAP®に任せることができるほか、費用を抑えて短期導入ができるというメリットもあります。これらの特長から、ビジネス変化の激しい中堅・成長企業を中心に、多くのお客様に支持されています。

さらにByDesignは、大企業向けの「SAP S/4 HANA」でも利用されている高速なインメモリデータベースを採用しているほか、洗練されたビジネスシナリオを搭載するなど、SAP®のエッセンスを凝縮したERPソリューションです。

外資系ERPって、日本の企業には合わないでしょ?

ByDesignは、160ヶ国以上で13,000社以上が利用しているクラウドERPソリューションです。様々な国でご利用頂けるよう、言語だけでなく、商習慣、文化や法律に合わせてローカライゼーションされています。

なかでもERPパッケージを継続してご利用頂くうえで重要なのが、法改正への対応です。ByDesignは、各国の法律やコンプライアンスの要件が考慮されたロードマップ(開発計画)があります。日本国内の法改正についても対策が盛り込まれており、これらは全て四半期ごとの無償アップグレードの中で提供されます。

また、法改正への対応のみならず「締め請求」など、日本固有の商習慣にも対応しています。

SAPは高価なんでしょ?

ERPパッケージの導入手法は、業務プロセスにシステムを合わせる「Fit and Gap方式」と、システムに業務プロセスを合わせる「Fit To Standard方式」の2つがあります。

前者の「Fit and Gap方式」はアドオン開発を前提としているため、開発コストが大きくなりがちです。一方でByDesignは、システムに業務を合わせて頂く「Fit To Standard方式」を採用しているため、アドオン開発が最小限に抑えられ、開発期間やコストを抑えることができます。

また、一般的に基幹システムは本番公開後もシステム改修や法改正への対応などで、改修コストが発生します。しかし、ByDesignなら法改正に対応したアップデートが四半期毎に無償で提供されるため、ランニングコストを抑えながら、常に最新システムをご利用頂けます。

導入までに時間がかかるんでしょ?

一般的に基幹システムの導入は1年から複数年の開発期間が必要となります。特に業務プロセスに合わせてオーダーメイドでスクラッチ開発するケースや、パッケージであってもアドオン開発を多用すると、開発期間が長期におよぶ場合もあります。しかし、ByDesignであれば平均4~6ヶ月の短期導入が可能です。

ByDesignには、SAP®がこれまで数万社のお客様から学んだベストプラクティスがビジネスシナリオとして標準搭載されています。お客様の業務プロセスをこのビジネスシナリオに合わせて頂くことで、アドオン開発を最小限にすることができ、短期導入が実現できます。

また弊社の開発プロジェクトでは、プロトタイプを活用したアジャイル方式を採用しています。プロジェクトの早い段階でお客様自身がプロトタイプを使って挙動を確かめられることから、認識の齟齬による手戻りを最小限に抑えることができます。ByDesignのビジネスシナリオと、弊社独自の開発プロセスにより、短期導入を実現します。

クラウドは柔軟性がないんでしょ?

ByDesignは、標準のビジネスシナリオに業務を合わせる「Fit To Standard」をコンセプトとしたソリューションです。そのため、「自社の業務プロセスを変えたくない」というお客様から見ると、柔軟性が低い印象をお持ちになるかもしれません。

ただ、ソリューションに業務を合わせることは、むしろお客様にとって多くのメリットがあります。その代表例が業務プロセスの標準化です。ByDesignにはSAPがこれまで数万社のお客様から学んだベストプラクティスがビジネスシナリオとして標準搭載されています。これにお客様の業務を合わせて頂くことで、洗練された合理的でムダのないオペレーションに進化できるのです。

特にビジネスプロセスが確立されていない中堅成長企業にとって、長い開発期間をかけてスクラッチ構築しても、完成時にはビジネスが変わっているということもあり得ます。ビジネスシナリオを活用すれば、短期導入にも繋がります。

また、ByDesignは容易に拡張することが出来ます。パーソナライズ(設定)を用い、画面項目の表示・非表示、項目追加は、お客様自身で変更することも出来ます。また、500種類からなるレポートから業務要件に応じて、自由にカスタマイズすることも可能です。更に周辺システムとのデータ連携は、ByDesignの標準APIの活用や、Odataサービスを利用して実現することが可能です。

弊社では、これまで他システム連携も豊富な実績がありますので、お客様のご要望に応じて、ご提案することが可能です。

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