事業部門は業務プロセスの変更を嫌うため、システム開発時に現場の意向を重視しすぎると業務の見直しが行われず、ムリ/ムダ/ムラのあるシステムになりがちです。業務コンサルタントを入れて、業務プロセスの見直しを行う方法もありますが、ビジネスシナリオが搭載されているパッケージを活用するほうが簡単です。 SAP® Business ByDesign®(以下ByDesign)はSAP®が数万社のお客様から学んだベストプラクティスがビジネスシナリオとして標準搭載されいるため、シナリオに沿った業務プロセスにして頂くことで、自然と業務の標準化が実現できます。
これまで、「基幹システムは開発コストをかけてでもオーダーメイドで構築したほうがよい」という発想から、スクラッチ開発を採用する企業が多数派でした。ところが、スクラッチ開発における最大のメリットとも言うべき業務適合性が低いという実態から、最近ではパッケージシステムが見直されています。こうした背景から、クラウド形式のERPパッケージであるByDesignを採用する企業様が年々増えてきています。ByDesignはシステムに業務を合わせる「Fit To Standard」方式を採用しており、SAP®が数万社のお客様から学んだベストプラクティスをビジネスシナリオとして標準搭載しています。これを活用することで、短期導入が実現できるだけでなく、お客様の業務プロセスをグローバルな水準で標準化できるのです。SAP®のビジネスシナリオに沿った業務プロセスにすることで、取引のトレーサビリティが確保され、内部統制強化にも繋がります。